Monday, January 27, 2020

日本の繁栄と衰退は、「子や孫の未来を借金に売り飛ばした団塊の世代」が原因である

結論から言うと、
「日本の財政赤字」は、
「団塊世代が子や孫に返済させる形で借金を積み上げて蓄財したことが原因」である。

具体的には、赤字国債などでカネをひねり出し、そのカネを使った見通しの甘い事業で
蓄財に励み自分たちの世代だけで資産形成を行ったからである。
そのツケは全て「財政赤字」「赤字国債」「累積赤字」「不良債権」などの形で
子や孫の世代に始末を押し付けていることが原因である。




日本の累積赤字について、財務省のサイトでは下記のように記述されている。

>公債残高は、累増の一途をたどり、令和元年度末の普通国債残高は897兆円に上ると見込まれている。
 https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/a02.htm

 日経新聞では下記の通り。
>国の借金1103兆円、3月末時点 3年連続で過去最大(2019/5/10 19:30)
>財務省は10日、国債や借入金を合計した「国の借金」は2019年3月末時点で
>1103兆3543億円だったと発表した。18年度末と比べて15兆5414億円増えた。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44639590Q9A510C1EA4000/

「日本は借金大国だ」と、財務省を中心として財政危機を煽り立てる言論がことあるごとにまことしやかに語られる。
しかし、本当にそうなのだろうか?本当に日本の財政は借金まみれなのか?


簿記3級あたりで複式簿記をかじればわかることだが、
会計は「負債」と「資産」 で考えることができ、会計の内容は「貸借対照表」として
表現される。
つまりざっくり言うと、「日本国内で膨れ上がっている累積赤字("負債の部"の増加)」は、
「必ず誰かの資産("資産の部"の増加)として存在しているはず」である。


ここで、「日本の個人金融資産」を見てみよう。
日本の個人金融資産の大半は高齢者が独占しているのである。
認知症高齢者の資産は200兆円に 一層の顧客保護必要 (鈴木友里子 2019年6月5日 16時00分)
https://www.asahi.com/articles/ASM6463J0M64ULFA02G.html
>人口に占める65歳以上の高齢者比率は3割弱だが、
>駒村氏は「個人の金融資産約1900兆円の7割近くを高齢者が保有している」と指摘。

・・・1900兆円の7割・・・?

つまり1330兆円のカネを高齢者が蓄えているのである。
日本国について貸借対照表を考えた場合、財務省が盛んに煽り立てる「日本の負債」のうち
少なくともその一部は「高齢者による資産」が対応しているといえる。
ここで、過去20年間の家計資産の推移を見てみる。
https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/kakuhou/files/h29/sankou/pdf/point_stock_jp_20190128.pdf
(内閣府: 平成29年度国民経済計算年次推計 から抜粋)

日本の赤字が増えている一方で、日本の個人金融資産も増えており、
今ではそのうちの7割が高齢者の独占状態になっているのである。

・・・・これっておかしくね?
 マクロでざっくり比較しただけだけど、赤字国債を垂れ流してまで日本国内に
カネをあふれさせる「金融緩和」の結果、単に高齢者が蓄財しただけだと判明したってこと。

 またそのうち投稿するが、「信用創造とかいう詐欺」によって、
「"自分または他人の将来の労働力"を現金化する行為」が「"信用創造"の本質」。
 通貨は借金を作り出すことではじめて新たに生み出せる。

団塊世代は赤字国債を乱発するような政治家をもてはやし、自分だけがその恩恵にあずかろうとして競争を繰りひろげ、
自分の子や孫の世代の人生を団塊世代自身の目先のカネに変えることで豊かな人生を享受した。

そのしりぬぐいを押し付けられたおかげで日本には「失われた30年」が発生し
若者が疲弊する羽目になった。

これが「日本の衰退の本質」。
https://megalodon.jp/2020-0128-0009-13/https://losersbiggermouths.blogspot.com:443/2020/01/blog-post_53.html